思いつくまま

久しぶり、本当に久しぶりに７人組の食事会。当番の幹事が体調不良で何ヶ月ぶりの

開催だ。会費の貯金を一人当たり５千円下ろして豪華に新年会をするから、良い店を

見つけてきたから、此処にすると電話が入る。

しかし、いつも彼女が見つけてくる店は、どうも我々の好みに合わないから、

今回も心配しながら、指定された料理店に行く。　　「やっぱり」創作料理の店の

看板が、　　どうも、創作料理てものが、私の趣向に合わないのだ。

せっかくの新鮮な素材を、素のままに、喰いたいのだ。刺身のままで喰いたいのだ。

美味しそうなヒラメが、グチャグチャにしてほしくない。

上品に盛られた小皿を見ながら、次から次へと運ばれてくる微妙な味の料理

「惜しい、これが金目か、煮付けにしてくれたら」

生の感動を覚えることなく、腹が膨れたような、膨れてないような気分で

お勘定「タカーーー」自腹の追加で、夫婦が無言で店を出る。  

久しぶりの上天気、車を飛ばせば気持ちいいだろう。しかし今日は

習字のお稽古日、６０の手習いで、何とかケツも割らずに一年持った。

女の人ばかりの教室におっさん一人、初めは何となく気が引けたけど

今では厚かましく異性を感じる事も無くミミズの這いつくばったような字を

書いている。

今源氏物語の大作に、身の程知らずに挑んでいるが、何処まで出来るかが

問題である。４月に文芸会館に展示すると言う企画にそれぞれが力作を

出すのだが、まともな作品が書き上げることが出来るかどうかが問題だ。

いろいろ今まで習い事をしてきたが、どれ一つとして大成したものはない。

「別に先生になる訳じゃ有るまいし」と、言い訳にして民謡、剣舞、ソシアルダンス

江州音頭、詩吟など等

あっそれに生け花、これなんか凄かった半日でやめたもんな。

初めて行った日先生が「さーこの花を活けて下さい」「どうしたら良いのですか」

「思ったように活けたら良いんですよ」だから、隣の生徒さんの活けるのを

見よう見まねで活けたら、先生いわく「これじゃ心がこもってませんわ」

これで「ムカー」ときて「解らんから習いにきとるんじゃ、アホか＾－」

これでお終い。イヤーあの頃は若かったね、恥ずかしい。  

女房の携帯が大分草臥れてきたようだ。　確かに前にも書いたが私のより

毎日の使用頻度が多いのだが、今の機種にしたのがもう５年ほど前だから

そろそろ買い替えの時期に来ているのだろう。しかし今新機種は随分高額

になっていて、そう簡単に「ポイ」するわけにはいかないのが現実で、

二三日で充電が切れ、充電をする時間も何故か長引くようになってきた。

まるで、我々の毎日を見ているようだ。すぐ疲れるし、なかなか疲れが

取れない、人間も機械も古くなると同じで、その内にこの世から捨てられる

淋しい現実を、しみじみ感じさせられる女房の携帯だ。  

女房が普段使っているバッグが草臥れてきたと、毎日五月蝿く「買えば」

と、丁度行きつけの隣町の○和堂のブランド閉店セールを見に行く。

手袋が用意されているのに、素手であれこれ品定め、何とか今回は見るだけで

店を出る事もなく、気に入ったのをお買い上げ大満足のご様子。

そりゃそうだろう、私ならとても名前だけでお金を払う気が知れない、そんなのを

買うくらいなら温泉に行くわ。何泊できる？

そして、おっしゃるには「普段に使えない」だって。

そう言えば私も高いものやブランドものは、普段着には、どうしても躊躇してしまい

毎日一二枚のトレーナーを順繰りに着ている。

やはり貧乏人だなー。　　　やはり「普段に使えない」か。  

テレビで今タジン鍋が流行っているとニュースでやっていたので、野菜ばかりの

我が家には必需品だとスーパーに探しに行く。

たしかに眼に付きやすい所に展示してあった。IHのが有ったので早速にご購入

「この、新しいもん好き」と、人に言われそうだが、これは正解だった。

山盛りの野菜類に本当は豚ばら肉を載せるのだが、昼食には肉無しでやってみたのだが

これが結構毛だらけ、こんなに野菜が美味しいと初めて知った。油を使わないから

断然ヘルシーで、野菜だけで腹が満腹になるから、食パン１枚で充分

ダイエットに持って来いだ